強いものはより強く、弱いものはより弱く その1

2008.05.29 Thu

前回の記事を書いてから、ずいぶん経ってしまいました。
アクセス解析をチラリと見てみますと、このようなつたないブログでありながら、ご覧になってくださっている方がおいででした。
せっかくアクセスいただいているというのに、新たなアップがないとは申し訳ない限り。。。と思います。
スミマセン m(__)m

そのような間にも、天変地異があちこちで起きたり、我が国は戦争のために宇宙まで利用するような法律を作ったり、天災も人災もとんでもないことばかりです。

その天災ですが、ミャンマーでの実情を転載いたします。
これは少ない情報の中から、主に海外NGOが英語で発信している情報を、CODE海外災害援助市民センターの翻訳ボランティアが概訳してくださったものです。
快く転載のご許可をくださったCODEのスタッフの方に、この場を借りてお礼申し上げます。

【転載開始】

Ma Than(仮名)は、エヤワディデルタの町の僧院の前で援助を受けるために行列を作っていた何百人もの家を失くした人々の中の1人である。
付近ではサイクロン・ナルギスが50戸のうち40戸の家を破壊した。
その中には彼女の家も含まれている。
Ma Thanはすんでのところで外へ出た。
夜の8時頃、サイクロンが襲ってきて潮はすぐに上がってきた。
「私の家はゆっくりと水につかっていった。風もだんだん強く吹いてきて、しまいに私の家は揺れだした。」
嵐からの避難10時頃だった。Ma Thanは一番幼い息子を連れてすぐに家の外に走り出した。
彼女の夫は他の2人の子供を連れ出した。
彼らが家を離れるやいなや、二本の木が彼女の家に倒れてきて、家を壊してしまった。

あたりは全て暗く、彼らが向かおうとしていた方は見えなかった。
風を伴った雨は彼女の背中を鞭で打つように当たった。
しかし彼女は止まらずに、子供達をしっかりと抱え、避難できるだろうと思われる方へ進んでいった。
ついにMa Thanと家族は小学校に着いた。
しかしドアは閉まっていた。彼らは力いっぱい開けようとしたが、5フィートもの深さのある水の中を歩くという強行軍の後でとても疲れてしまっていた。
彼らは学校の窓を壊し、机をくっつけて子供達をその上に乗せた。
嵐が屋根を壊してしまった時には、黒板を天井に吊り上げた。
雨が完全に上がるまで、雨にぬれて凍えながら、そこで9時間避難していた。
「一番小さい息子は真っ青になっていた。私は彼が死んでしまうと思った。」
家と衣類と全ての持ち物を高潮に持って行かれた彼女は「服も今着ている物の他は何もない。」と疲れ切った様子で言った。

今、彼女と家族は二本の竹の棒で支えられた藁葺き屋根の下で暮らしている。
そこには壁はない。夫と一番年長の息子は肉体労働者として働いていたが、今は仕事がない。
彼女は10年生の息子と6年生の娘のことを心配している。学校がいつ再開されるか誰も知らない。
制服も本もだめになってしまい、それを再び買うことは彼らにはできない。
援助の到着援助(物資)がやっと届いたのでMa Thanは初めに受取ったそれらのものを何とか維持している。
それらは、米14kg、仮設の屋根に使う防水シート、バケツ1個、毛布2枚、ルンギー(ミャンマーの衣装)2枚、Tシャツ2枚、蚊帳1張、ボトル入りの飲料水6リットル、である。

World Visionはサイクロン・ナルギスの後、この僧院で米と水を配給した最初の国際組織である。
今のところ、Ma Thanと彼女のところと同じような家族は、蓄えあった隣人や、米や水や軽食を配給してくれた地元の団体などの寛大なこころざしに頼っていた。
「ここで私は毛布をもらったので、もう寒さの中で眠らなくてもよくなった。」と彼女は喜びに震える声で言った。
「このあたりでは藁を買うことができないので、何か屋根に使えるものを探していた。今はWorld Visionがこの防水シートをくれたので、少なくとも私の子供達は雨にぬれずに過ごすことができる。」


ミャンマー・サイクロン救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930−0−330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「ミャンマー・サイクロン支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます。

【転載終了】

この、あまりにも切ない、胸の痛くなるような現実をどうしたら変えていけるだろうかと思います。
もともとの生活だって楽ではなかった人々が、天災でさらに追い討ちをかけられる。。。
マリー・アントワネットの言い草ではありませんが、「パンがないならお菓子を食べればいいでしょ」てな具合に、「家が壊れたなら、新しい家に住めばいいでしょ」とはいかないのですよね。

つくづく世界経済はピラミッド型だと実感します。
ピラミッドの上のほうで安穏としている人がいる一方、今日明日の生活すらままならない人がいる不公平。

ただでさえ、今世界規模でモノの価格が高騰しています。
石油も食料も高騰の一途をたどっています。
こうしたことがらも、強いものはより強く、弱いものはより弱くなっていく過程に見えてくるのです。

今回の記事は「その1」です。
次回は「その2」を書いてみようと思います。

  1. 2008/05/29(木) 20:24:51|
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