反戦ゲリラ顛末記 【ライス長官来日】
2006.10.19 Thu

ライス国務長官の来日を受けて、今日、アメリカ大使館の前で、かの国の軍事政策に疑問を投げかけるスタンディング行動をしてきました。
【前日まで】
日本はすでに北朝鮮に経済制裁を行っています。
日本政府は「制裁」と言っています。
たしかに日本が北朝鮮に爆弾を投下したりはしていません。
けれどもこれって、兵糧攻めってことであり、すなわち戦争の一手段のはず。
第一、制裁を受けている北朝鮮は、まぎれもなく戦争だと受け止めているでしょう。
ライス国務長官の来日は、北朝鮮に対する制裁を日米で連携しましょう、ということなのです。
「もしかして戦争?」
戦争が始まるのでは?という疑問ではなく、もう戦争なのでは?という「疑問を呈する」ために大使館の前に立つことにしたのです。
同行者はロビイストのS氏ただひとり。
前日に下見をし、まずは大使館のそばにある中華料理屋で落ち合うことにしていました。
目立つものは一切手に持たずに、です。
S氏の指摘で、あからさまに市民運動と分かると機動隊に阻止されるからです。
立川反戦ビラまき事件を思い出します。
私は逮捕・拘留を覚悟しました。
大使館前で星条旗を燃やしてみようかと思ったら、S氏いわく
「火気厳禁だから、それやったら即刻逮捕」だそうです。
そこでA4サイズの紙6枚に「John the Revelation(ヨハネの黙示録)」、さらに6枚に「Latitude 38°N(北緯38度)」とプリントしたものをつなげて大きな一枚にしました。
これを折りたたんで袋に入れました。
【さて大使館前】
夜7時に行ってみると、幟を持った4、5人くらいの人たちが20人以上の機動隊に囲まれているのを見かけました。
年配の女性が「通してちょうだいって言ってるのよ!」と叫んでいます。
もろに機動隊とぶつかっている様子です。
そこを通り過ぎ、待ち合わせの中華料理屋さんで一時間ほど過ごした後、おもむろに私たちも外へ出てみました。
【第九機動隊 ご一行様】
S氏が
「IS THIS WAR ? >RICE 」 (これって戦争?ライスさん)と書いた紙を取り出して、手に持ちました。
私も持参のA4をつなげた紙を持ちました。
すると。。。
来ました、機動隊が。
だーーーっと走ってくるのですね。
あっというまに11人に囲まれました。
一番上の写真で、左側にいる人たちです。
夜なので暗くて分かりづらいですね。
居丈高に「どういう目的ですか」「何をしているのですか」「名前は?」と、問い詰めてきます。
S氏が冷静に言いました。
「あなたは私の友人でもなければ、親戚でもありません。
質問があるなら、まずご自分から名乗るべきでしょう。
私達は紙を持って立っているだけです。
道路交通法77条の何項がこれを禁止していますか」
まだ少しやりとりがありましたが、結局私達が丸腰であり、平和運動の一環だと分かると機動隊も態度を軟化させました。
しかし、決して私達のそばから離れず、3人ほど私服刑事もやってきました。
紙に書いてあることの意味を聞いてくるので、結構丁寧に説明したりしました。
私からも聞いてみたところ、彼らは第九機動隊であり、大使館の警備のほか、この地域の警備もやっているそうです。
最近マンションへの強盗が多く、逮捕に至ったこともあるとのことでした。
なんとなく世間話をしているような感じになってきました。
「そこにいつも詰めていますから、また来るときは声をかけてください」と言われました。
また何らかの行動をするとき、便利かもしれないと思いました。

寒かったこともあり、30分ほどで終わることにしました。
大使館の中はほとんど明かりが消えていましたが、上の階にはまだこうこうと電気をつけているところがありました。
【やはり戦争】
今回のライス長官来日は、上述のように制裁連携を目的としています。
別の報道によれば、日本や韓国の核装備をけん制するためでもあるそうです。
つまり、「核を主導するのはアメリカであり、日本や韓国は出すぎたまねをするな」ということです。
傲慢なことこのうえありません。
そして少し前まで、日本やイスラエルの武装をあおっていたはずなのに、なぜ態度を変えたのか理解できません。
いずれにせよ、北朝鮮から中国、ロシアに難民が押し寄せる事態になるのではないかと思います。
そして中国もロシアも、難民を受け入れる余裕はもとよりないのです。
苦しみはまだまだ続きます。

