怒りとともに立ちあがれ!

2006.12.06 Wed

【偽善者キツィこのブログ】より、すばらしいトラックバックをいただきました。
(higasitoyokazuさん、ありがとうございます!)
市民運動とは何か、率直に問うているブログです。
記事からすこし抜粋してみます。

ナチスでもあるまいしと思ってしまうお粗末な合唱劇のシュプレヒコールや人命救助にならないヒューマンチェーンをみていると何とも無駄なことをしているんだろうと思ったり、政権を際立たせる「自民党のヤラセなの?」と思ったりもする。
「寒ぶいよ」と思った人もいたであろう。
「本当に改正案の反対しているの?」と思たりもする。
(原文ママ)

まず私が思うのは、市民運動がいまだ成熟にいたっていないという点です。
シュプレヒコールは、もはや伝統芸能なのです。
一般市民に対しても、政府に対しても、これがどれほど訴える力を持っているかは、きわめて危ういと言わざるを得ません。
【偽善者キツィこのブログ】の記事に寄せられていたコメントで、【情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士】のヤメ蚊さんが指摘されていたように、「市民運動側が遅れをとっているのは間違いない。」のです。
もっとしたたかな、そして強力な戦術を考えなければ、と思います。
せっかく政府のしていることの危険を察知していながら、目が半分しか開いていないのでは、何も打開できないでしょう。

しかし、一番問題なのはもっと別な点にあります。

このようなことになってしまう最大の原因は、戦後60年の保守政治が人々をこれほどまでに盲目にし、国民を骨抜きにしたことにあります。
つまり、保守政治は60年かけてこうした国民を作り上げたのです。
したたかです。
きわめて巧妙です。

これに抗うには、さらに上を行くしたたかさ、巧妙さを持たなければ、何も解決しないでしょう。

政府は野党欠席の中、新教育基本法を可決しました。
ウソだらけの答弁を国会で行い、そんなことどこ吹く風で共謀罪も審議入りしようとしています。
「とんでも法案が超特急で国会を通過していく。」【保坂展人さんのどこどこ日記】より

国民の目が半開きであることなど、与党は百も承知です。
だから、こうした乱暴で国民をなめきったことができるのです。

higasitoyokazuさんは、

例えば改正案反対派に関して特化して言えば「最後の最後まで反対するぞ!」「教育に格差をもたらすな!」などとシュプレヒコールを上げるのなら何故、財政再建団体移行を決めた夕張市に乗り込まないのか。

と書いていらっしゃいます。
私は、これは夕張だけでなく下関でもいいと思います。
「あるかぽーと」の建設で大揺れに揺れている地域ですから。
もう、卍固めどころか、バックハンドブローの後レバーにフックでも入れてやりたいです。
こうした、「私の地域」の「問題」を「私の地域のみんな(議員も‘みんな’のうちに入ります)」に働きかけることは、きわめて大切です。
そしてそれは民主主義の、議会政治の根本を成すのです。
まさにこれこそが「主権在民」であり、「人権」なのです。

怒りを持ったなら、考えなければなりません。
そして考えたなら、怒りとともに立ち上がりましょう。
本当に戦争がいやなら。



  1. 2006/12/06(水) 00:23:54|
  2. 政治・法律|
  3. トラックバック:7|
  4. コメント:3

コメント

もはや海外の独立メディアを利用するしかありません!

静岡在住の高部です。
多くの市民たちによる、教育基本法改悪反対運動を、まさに一切
「シカト」していた日本のマスコミは、もう政府の完全な御用広報
宣伝機関といっても過言ではありません!
佐賀大理工学部教授豊島耕一という先生は、このような事を言って
いるそうです。
「いくらファックスやメール、集会・デモなどの従来型の護憲市民
運動を展開しても、もう限界がある・・・・。日教組など巨大組織が資金
を出し合い、市民にもカンパを呼びかけ、国内のマスコミで、教基法
改悪反対(すでに改悪されてしまいましたが、今度は失われた教基
法の復興運動をすべきでしょう。)、改憲反対等のCMを流すしかな
い。」と・・・・。
そうしなければ、改憲が目前に迫っている今日、平和憲法の大切さと
ますます危機的に陥っているこの国の現状を、一挙に数千万人単位
の国民に対し、強く訴えることは不可能らしいのです。
私の見解はさらに進んでいます。
もはや国内のマスコミは使い物になりません!そこで、欧米など海外
で活躍している独立メディアを介して、世界に対し例えば、こう訴える
べきでしょう。
「今、日本国内では危険な右傾化がどんどん進行しており、自由と民主
主義・人権そして、まさに『世界遺産』たる平和憲法が失われようとしてい
る!日本はこのままでは、あの北朝鮮のような国になってしまう。
日本がそうなってしまったら、まさに世界平和にとって重大な脅威であ
る!」と。
私は、今、もうそこまでしなければならない時だと強く思っています!
その意味で、岩波新書の「メディア・リテラシー(菅谷明子)」は、ぜひ
参考にすべき著作だと感じています。
  1. 2006/12/21(木) 19:42:03 |
  2. URL |
  3. 高部 雄 #-
  4. [ 編集]

私の初めての市民運動体験悲話。

静岡の高部です。皆さん、こんにちは。
今回は、私にとってまさに初めてだった市民運動体験談
をお話致しましょう・・・・。
あれは、2004年5月3日の憲法記念日に、たしか
日比谷野外音楽堂というところで行なわれた、護憲平和
集会およびデモ行進での出来事です。
その朝早く私は、わざわざ新幹線に乗り、東京までやって
参りました。徹夜で仕上げた演説原稿文を片手に持って。
そして期待に胸をはずませて!
何と愚かにも、私は飛び入りで演説をしよう!と思っていた
のでした(笑)。それほどオープンな集会だと思い込んでい
たのです。
しかし、実際の会場の雰囲気はまったく違っていました・・・。
まず、右翼の街宣車が大声で怒鳴り散らしながら、何台も
大通りを練り歩いていました。
私はそれを見て、「彼らもバカだなぁ・・・・もっと『平和的』
に改憲運動をすれば良いものを・・・・」と呆れながらも、
公園内のその会場へどんどん向かって行ったのです。
ところがです・・・・。会場に到着するとそこに集まっていた
人々、とりわけ主催者側の人々は、もうピリピリ状態でした・・・。
集会が始まって、私が何度も何度も、ステージの前に立つ係員
たちに、「演説させてください!!」とお願いしても、全く頑と
して受け付けない・・・。ヤレ、スケジュールがもう、いっぱいだ
の何だのと、まるでお話になりませんでした・・・・。
仕方なく私は、ステージの前に座り込んで、面白くもない演説
を聞く事となりました。(唯一大変面白かったのは、小泉そっくり
に変装した男性の、ユニークで鋭い風刺劇だったです。でもそれは
テレビには全く報道されなかったようでしたね・・・・。)
演説集会が終わった後、みんなで公園の周りの大通りを、デモ
行進することとなりました。
私は、「戦争放棄」と書かれたホウキを持たされ、参加致しました。
事件はそのとき起こったのです。
私は沿道の人々に対し、たった一人でこう呼びかけました。
「徴兵制が始まりますよ!!皆さんのお子さんたちが戦争に駆り出
されますよ!!」と。
沿道の人々はもちろん笑いましたが、それ以上に大笑いした人々が
いました。誰だと思いますか?
他ならぬ、その平和反戦デモに一緒に参加していた「仲間」たちが、
一斉に大笑いしたのです!
中には、後ろの方で、「デモをジャマするナァ!!」と罵倒する男性も
いました。
私はその罵声を聞いて、上記のような、単独での呼びかけ行為を止めて
しまいました・・・・。もう、悲しいやら、寂しいやら、そして悔しいやら・・・・。
「みんなこんなことで、果して本気で、護憲運動をしているのかな・・
・・?」とも疑いました。
そういうわけで、もうただひたすら黙ってみんなの後をついていくと、
やがて街宣車から女性のこんな声が、拡声器で放送されてきました。
たしかこんな言葉でした。
「さぁ!皆さんでシュプレヒコールを致しましょうぉ!戦争ハンターイ!!
九条をマモレェー!!」と。するとデモ参加者はみな一斉に、コブシを
ふりあげて同じ言葉を繰り返し叫ぶのでした・・・・。
わたしはその光景を見ていて、こう思いました。
「ファシズムに反対しているはずの市民運動がファシズムと化してしまっ
ている・・・」と。
そう思った瞬間、私はそのような市民運動に幻滅を感じ、もはや、一緒に
なってコブシを振り上げて、そのデモ参加者たちと同調する気には到底
なれませんでした・・・・。
またそのデモ自体も、まだ日没もしていないと言うのに公園の周りをまわった
だけで、あっさりとカイサンとなってしまったのです。
どこが、「スケジュールでいっぱい」だったのでしょうかね・・・・。

  1. 2006/12/24(日) 15:09:52 |
  2. URL |
  3. 高部 雄 #-
  4. [ 編集]

高部 雄さま:
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
返信がすっかり遅くなり、申し訳ありません。

メディアの腐敗ですが、国内中のメディアを牛耳っている電通をなんとかしないといけないですね。
電通はアメリカ政府とがっちり手を組んでいますから、非常にたちが悪いです。
タウンミーティングの件でも絡んでいたことがバレていますし。
豊島耕一先生の仰ることはとてもすばらしいと思いますが、現状ではこうした意見広告のようなものが、時間を買うこと自体が難しくなっているのではないかと思っています。

海外のメディアは良識あるところがまだいくらもありますね。
諸外国の人々は、日本のひどい現状をご存じない方がほとんどでしょうし、伝えていくことで良い働きかけが出来る可能性が高いですね。

5月3日のデモでは、せっかく新幹線を利用してまで来られたのに、残念なことになってしまいましたね。
教育基本法改悪の時の、国会前のシュプレヒコールも同じようなものでした。
徴兵制も、国民が戦争に駆り立てられることも、このまま政治を放っておけば、必ず起きてしまうことだというのに。
なんだかノアの箱舟のノアを思い出します。
危険を知らせようとしたノアをみんなが笑う・・・
けれども、こんなふうではない運動家もいらっしゃいます。
本当に見るべきものを見、考えるべきを考えている運動家はいます。
なので希望を捨てないようにしよう、と私は考えています。

  1. 2006/12/25(月) 23:32:51 |
  2. URL |
  3. JesusMary #-
  4. [ 編集]

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