2006.08.09 Wed
ノー モア ナガサキ
ノー モア ウォー
NO MORE NAGASAKI
NO MORE WAR
61年も経ったというのに、まだ反戦を訴えなければならないとは、人類とはなんと情けない生き物だろうかと思います。
私たちは、歴史から何も学んでこなかったのだろうかとさえ、思えてくるのです。
おととい、ずっと奥村和一・酒井誠共著「私は『蟻の兵隊』だった」岩波ジュニア新書・岩波書店刊を読んでいました。
1945年の敗戦後も、中国に残って戦争を続けた日本兵がいました。
奥村和一さんは、その日本兵のひとりだったのです。
奥村さんの言葉は強く印象に残ります。
「学校や軍隊で受けた教育が、どんなにすごいものか気づかせてくれました。
それがまだ頭のなかに巣くっていて、ある局面になると表に出てくる。ふだん自分はそういう考えをもっていないように見えても、頭のなかはまだ毒されているということに気がついたのです。」
「いま、戦争を知らない人、戦争を教わらなかった人たちが日本の指導者になっているでしょう。
だから戦争というものにたいしてはっきり向き合う日本というものをつくらないと、このまま戦争にたいする反省もなくて、あるいはそれが正しい行為であったという形で引き継がれたら、日本は道を誤っていくと思うのです。」
昔の話ではなく、現代でも同じようなことがあります。
アフリカ・ウガンダでの子ども兵士のことです。
ウガンダでは子どもを兵隊に仕立て上げるために、つまり人を殺せる人間にするために、わざと目の前で人を殺してみせるのだそうです。
そして10歳にもならない幼少者に、銃を持たせているのです。
恐ろしい洗脳というほかありません。
ワンピースを着た女の子がふたり、手にライフルのような銃を持っている写真を見たことがあります。
いったいこの子たちの将来はどうなってしまうのだろうか、と暗澹たる気持ちになります。
そして、これはよその国だけではないのです。
日本も例外ではありません。
次の国会では、また教育基本法の改悪が取りざたされるでしょう。
偽物の愛国心を植え付け、国のために死ねる人間をまたしても作り出そうとするでしょう。
61年前となんら変わらない、力づくで他者をねじ伏せようとする日本の醜い姿が浮かび上がります。
そんなことをしている場合ではないのです。
必要なのは、先の奥村さんの言葉のとおり、戦争という誤りに真摯に向き合う姿勢です。
それが教育に反映されていなくてはならないと思います。
平和への教育こそが必要です。
大人が戦争を正しく認識すれば、子どももまた正しい認識を得られるはずなのです。
子どもは大人社会を映し出す鏡です。
そして、そのような教育が現代において出来なければ、いったい長崎で被爆の苦しみのうちに亡くなっていった人々、あるいは今もなお苦しんでいる方々にたいして、あまりにも申し訳ないと思うのです。
過去の惨禍を切り捨て、また戦争への道を歩こうとするなど、彼らへの裏切り以外のなにものでもありません。
決して許せない暴力です。
多くの人と、「ノー モア ナガサキ」「ノー モア ウォー」の意味するところを一緒に考えていきたいと思います。
- 2006/08/09(水) 01:07:28|
- 反戦|
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コメント:2
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TB有り難うございました。今後とも、宜しくご指導ください。
- 2006/08/11(金) 13:41:48 |
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- TOCKA #-
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TOCKA さま:
コメントありがとうございます!
こちらこそ、「ロシア・CIS・チェチェン」は大変学ぶところの大きいブログで頭がさがるばかりです。
- 2006/08/12(土) 00:38:43 |
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- 試稿錯誤